スピッツ「8823」歌詞の意味

1番のサビでは「君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ」と歌っているのを踏まえ、2番では「君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ」と変わります。愛情と憎悪が表裏一体であること、相手を自由にできるということは同時に相手を不幸に陥れるのも可能だと言うこと、そしてそれほどに相手を支配できる大きさの想いを確実に持っているという自信に満ち溢れた、究極の愛のプロポーズであるように感じます。悪のようにも感じますが、それが後に続く「LOVEと絶望の果て」の歌詞にもかかっているのではないでしょうか。

スピッツ「8823」感想

ポジティブな歌詞が後半で突如ネガティブな言葉に変わることで、初めて聴いた時はゾっとするような感覚を受けました。しかし、ロマンティックなだけのありきたりな恋のフレーズを並べたラブソングよりも、よりリアルで泥臭い本当の愛情を歌っているようにも思うようになりました。1番あっての2番なのです。アーティストでありながらも「詩人」の面においては他の誰も追随させない、草野マサムネ氏の才能を色濃く感じる一曲です。